ここ数年どんでもない猛暑が続いていますよね。
私が小さい頃は夏33℃くらいあったら「今日はあっついなー!」って言ってた記憶があります。
でも最近では40℃を超える地域があったり、名古屋では連日38℃が続いております。
そんな猛暑に人間は来るしんでおりますが、植物にとっても厳しい環境みたいです。
たとえ室内で管理していても冷房を切って出かけている間に室温が30℃をゆうに超えてしまいますし、電気代は高くなって1日中冷房つけておくこともできず大切な植物が枯れてしまって悲しい思いをされている方も多いんじゃないでしょうか。
でも夏枯れがきっかけで植物の栽培が嫌になってしまうのはもったいないと思っています。
なぜなら暑さにへの対処を覚えれば日本の夏でも植物は乗り越えられるからです。
今回は植物の夏枯れ防止方法をお伝えしてきます。
暑がっている植物の兆候は?
水が乾かなくなっている
いつもにくらべて土が乾きづらくなっていたた、暑さで原因で植物がバテちゃっている状態です。
3日で乾いていた土が、4日、5日経っても乾かなくなってたら植物がいつも通り動けなくなっており、蒸散が止まってる証拠。
そんなに気温は変わってないのになんか土が乾きにくいな…ってなったら要注意です。
新しい葉が、古い葉より下にでる
新しい葉は元気な株なら古い葉の上に生えてきます。
ただ夏バテをしているとあまり上に伸びなくなり、背が低くなります。
葉もどこかこじんまりとしてることが多く、新しい葉の状態を見て夏バテを見極めていくのもひとつの手です。
新しく出てきた葉の色が薄い
新しく出てきた葉っぱの色が、古い葉に比べて薄い。
カラテアなどがわかりやすいですが、バテている時期に出てきた新しい葉は色が薄く白っぽさ、黄色っぽさが出てきます。
このような特徴が出てきたら、あつがっている合図ですので、対処が必要です。
夏に観葉植物が枯れる原因
水のやり過ぎで鉢内が蒸れて根が腐る
夏枯れの原因で多いのは暑さであるのはもちろんなのですが、暑さに伴う「蒸れ」が最大の原因だったりします。
植物が暑そう。へばってきた。よし水をたっぷりあげよう!
といった感じで、夏は水やりの量や頻度が増えがちです。
でもこれが罠で、水やりが増えると高湿度の日本の夏では土が乾きづらくなります。
常に鉢内が蒸れた状態になるとどうなるかあ?
根が腐ってしまいます。
暑さで枯れていくのではなく、根が腐って枯れていくというパターンが実は多かったりします。
でも水をやらなかったら乾燥で枯れてしまうし…。やったらやったで根腐れするし…。一体どうすればいいんだ?
という時の対処方法を考えていきましょう。
土が乾燥しやすい環境を作る
室内の空気を動かして、土が乾燥しやすい環境を作ることです。
夏に水やりの頻度が増えても、乾くスピードが早ければ蒸れる心配はなくなります。
またたとえ冷房をつけていない時間でも、風が動いているだけで植物にとって暑さはだいぶマシになります。
サーキュレーターや扇風機で風を動かしてあげて、鉢の下に空気が通るように一段上げる工夫したり、メッシュの台の上で管理するなど乾きやすい空間を作るのもひとつの手です。
風をまわし、鉢底が乾きやすい環境を作るだけで鉢内の蒸れはかなり抑えられますよ。
またスリット鉢を使うのもおすすめです。
スリット鉢は鉢底に眺めのスリット(亀裂)が入っているので土が乾きやすくなります。
新聞紙をしいて水分を抜くのもひとつの手です。
とにかく蒸れさせないのがポイントです。
そのために風を動かし、鉢底が乾きやすい状態にしていく。
もちろん直でがんがん葉っぱにあてると、葉が乾燥して枯れてしまうことがありますし、生育も悪くなるので、あくまで室内の風を動かすイメージで間接的に当ててあげましょう。
根腐れしてしまった時の対処方法
絶賛根腐れ中の植物は葉がびちゃっとして、葉が溶けていくように枯れていきます。
根腐れしてそうな株を見つけたら、思い切って植え替えてあげるのも一つの手です。
根腐れ中の植物はどんどん菌が繁殖していき、徐々に根を腐らせていきます。
腐食って伝染していくので、菌が繁殖している用土をごっそり植え替えてしまうのがおすすめです。(腐ったミカンのとなりのみかんが腐っていくイメージですね。)
水はけの良い鹿沼土や軽石を含んだ、無機質の土に替えることで乾きやすい土壌を作れるので、現在有機系の土を使っている場合は思い切って替えるのも一つの手です。
もちろん植え替えで根腐れの進行が100%止まるわけではないですが、最後にできる唯一の対処なので、やって損はないかなと思います。
まあエアコンをつければ全部解決なのですが、電気代も上がっていて人間の暮らしも大変になってきているため、そこまでできないって時もあると思います。
そんな時は上記の方法を試してみてくださいね。