ガラスの容器に入った水耕の観葉植物はかっこいいし、インテリアとして飾ってもおしゃれですよね。
ただ観葉植物は本来土で育つものが多く、それを無理やり水だけで育てているので生育に支障が出ることも多々あります。
特に多いのが葉が黄色くなったり、一向に成長しなくなるといった現象です。
水耕観葉植物に使われている土の変わりとなっている資材
水耕栽培の観葉植物は、
・網網のポットの中でハイドロボールに植えられていて、水に半分浸かっている状態のもの
・ガラスポットの中でハイドロボール、木炭、その他の多孔質の資材に入れられて売ってるもの
などが多いです。
これら土の変わりとして使われている資材には肥料が全く入っていません。
なので長期で育てているとどうしても成長が止まったり、葉が黄色くなってきます。
水耕の観葉植物の成長が止まり、葉が黄色くなるのは肥料不足
本来土に肥料を蒔いて、植物の根っこから吸わせるのですが、水耕栽培の場合はそれができません。
固形の肥料や、堆肥系の肥料は使えないので、水耕栽培の場合は「液肥」を使うのがおすすめです。
液肥は化学肥料のため水中で腐敗することがなく、吸収しやすい形になっていて即効性が高いのが特徴です。
ハイポネックスなど液肥を水やりの変わりに規定量与えてあげると元気を取り戻すことがあります。
リキダスなど活力剤と併用もおすすめです。
水耕栽培の場合は水をひたひたまで入れてしまうと、根っこが呼吸できなくなり、最悪の場合根腐れして枯れてしまいます。
水耕で水と肥料を与える際は根っこの半分くらいまでのかさでとどめておくのがおすすめです。
根っこが詰まってしまっている場合の対処方法
根っこが伸びすぎて鉢底に詰まってしまっている場合は、葉と根の剪定が必要です。
一度株ごと取り出して、大きくなりすぎた株を株分けして、小さな株だけ残して再度小さい状態から育て直す、いわゆるリセットをすることでまた最初から楽しめます。
大きくなった株は、別の鉢に移すことで再び楽しめます。
そのまま放置していくと成長がとまり、どんどん調子を崩していきます。
ガラスポットで育てていると必ず限界がやってくるので、根っこが詰まっている場合は株分けでしてリスタートするのもおすすめです。