お店で見た時はみずみずしい緑の葉っぱがかわいかった観葉植物も、家に持って帰ってしばらくすると葉が黄色くなってしまった。という経験は誰でも通る道だと思います。
せっかく部屋におしゃれに飾ったのに観葉植物自体の見栄えが悪くなってしまったらちょっと残念です。
そもそも葉が黄色くなるのはなぜでしょう?きれいな緑色に保つにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は買ってきた観葉植物の葉が黄色くなる原因と、きれいな葉を保つための維持の仕方をご紹介します。
観葉植物の葉が黄色くなってしまう原因は?
原因1:買ってきたままの鉢で育てている(根詰まりしている)
買ってきた観葉植物、植替えはしましたか?
雑貨者さんやショップで買った植物は最初からいい感じの鉢に入っているので、「あとは置くだけ」って状態に思えてしまいますよね。
ただ植替えをせずにそのままの鉢で育てていると、高確率で「根詰まり」が起こってしまうんです。
根詰まりとは鉢の中に根がぎっしり詰まってしまった状態で、新しい根が伸びるスペースがなくなり生育が悪くなります。根が十分に伸びていないため、土壌中の養分を十分に吸収することができません
根が密集しているため、水やりの際に水が根全体に行き渡らず、一部の根が乾燥したり、逆に過湿になったりする部分が出てきます。
また根っこは呼吸をするために酸素を必要としますが、根が密生することで土の中の空気が少なくなり、根が十分に呼吸できなくなります。
結果的に根腐れの発生が起こり、葉の調子が悪くなってしまうのです。
原因2:蒸れによる根腐れ
特に夏場に起こりやすいのが蒸れによる根腐れです。
ずっと鉢の中が蒸れている状態だと、根腐れが起き、地上の見えている部分の調子もだんだんと崩れていきます。
蒸れによる根腐れ防止についてはこちらに詳しく書いてありますので、参考にしてみてください。
原因3:肥料が足りない
植替えを事前していたにもかかわらず、葉が黄色くなってしまったなら、肥料が足りていないことがあります。
特に肥料が好きな種類、例えばフィロデンドロンなどでは肥料切れを起こすとすぐに葉が黄色くなってきます。
もし根詰まりが原因ではなさそうな場合は肥料を与えるという対処をしてみるのもひとつの手です。
根詰まりの対処方法
根詰まりを解消するには植替えをしてあげます。
まず今まで育てていた鉢のほんの少し大きいサイズ〜一回り大きいサイズの鉢を用意します。
土は「観葉植物用」のものでしたら大丈夫ですが、「コバエが湧かない」というタイプのものがあったりするので、もし虫が苦手な場合はそういうタイプの土がおすすめです。
鉢から植物を取り出したらm今まで使っていた土は古くなっていたり、崩れていたりするのでできるだけ落とします。
水の中でじゃばじゃばして土を落としてもOKです。
先に新しい土を鉢に入れてから、植物のまわりに新しい土を囲むように流し込みます。
最後に鉢をトントンとしてならして上げれば植替え完了です。
ここで注意したいのが、大きすぎるものを使ってしまうと逆効果になるということです。
根っこはある程度のストレス(鉢に根が当たる、根っこ同士があたる、乾燥する)がないと貧弱に育ちます。
人間と同じで厳しい環境ほど根っこも強くなっていくイメージですね。
なのでノンストレスすぎる大きな鉢で育てると地上部の茎や葉っぱも貧弱になっていくので、できれば少し大きめか、一回り大きい鉢程度にとどめておきましょう。
また植替えは春〜秋頃にやることをおすすめします。冬の植替えは植物にとってダメージになってしまうことがあるのでご注意ください。