ひまわりのような太陽の向きに合わせて動く植物もいるように、植物の葉は「太陽の方向」に向かって伸びていきます。
植物の置き場所、光の当て方によって植物の姿を大きく変化します。
例えばこのパキラは左側にある窓に向かって葉を伸ばしています。
こちらのフィロデンドロンはすべての葉が窓側を向いています。
一方方向から光があたっているとどうしても葉の方向が偏ってしまい、時にはかっこわるい株姿ができあがってしまいます。
葉がきれいな放射状に伸びて絵に書いたような自然な植物の姿にするには、どのように光を当てるのが良いのでしょうか?
葉っぱを偏らせたくないなら真上から光を当てる
こちらのコーヒーの木は真上から見た時に葉っぱが放射状にきれいに開いています。
光を真上からライトで当てていたからです。
自然に生えている植物は1日の中、多くの時間を高い位置から太陽に照らされています。
そして東の光、南の光、西の光と各報告からバランスよく光を受けているため、上方向へぐんぐん伸びていくのです。
(ただ自然界でも、特定の方向から、特定の時間しか光が当たらない場所に生えている植物は、一方方向に葉が伸びています。)
一方室内では「窓側」といった一方方向からの光しかもらえません。
必然的に窓の方向に全葉を集中的に向けて効率よく吸収します。
できるだけ強い光が当たらない場所で、真上からLEDライトを当ててあげることで株姿を矯正していけば良いということですね。
モンステラなど葉の方向がバラバラになってしまった場合の対処方法
こちらは葉っぱの向きがばらばらなモンステラ。
色んな方向から光が入る場所にいるので、それぞれが最も効率よく光を貰える場所に動いてしまいました。
こういった場合は逆に窓側に持っていくことで葉の方向を揃えることができます。
1〜2ヶ月も窓際に置いておけば、葉っぱの向きがすべて揃い、ディスプレイするときは人側に向けることで迫力のある株姿を表現できますよ。