観葉植物を置く場所を選ぶ際には、日当たり、温度、湿度といった要素が重要です。
それぞれの条件について、観葉植物に適した環境を以下にまとめました。
日当たりの良い場所に置く
多くの観葉植物は明るい間接光を好みます。
直射日光が当たると葉が焼けることがあるので、カーテン越しの光や窓辺で直射日光が当たらない場所が理想的です。
フィカスやモンステラは明るい間接光を好む代表的な植物です。
一部の観葉植物は低光量でも成長します。
サンスベリアやアグラオネマなどは、室内の少し暗い場所や北向きの窓辺でも問題なく育ちます。
植物の種類によって必要な光量も変わってきますが、基本的には「レースカーテンごしの明るい日陰」でしたら大丈夫です。
品種ごとにベストな光量を知りたい場合は購入したショップの店員さんに聞くのがいいでしょう。
集荷時のコンディションやお店でどんな管理をしていたかも知っているので的確なアドバイスがもらえますよ。
観葉植物に適した温度は?
観葉植物の多くは熱帯・亜熱帯原産のため、15℃~28℃程度の温度が最適です。
寒さに弱い植物が多いので、冬場は室温が10℃以下にならないように注意が必要です。
冬場は寒さから守るために、窓際に置く場合は窓からの冷気を避ける工夫が必要です。
昼間は窓側に置いて日光を浴びさせて、日が暮れたら窓から離し温かい場所へ避難させてあげれば室内なら寒さで枯れる確率を減らすことができますよ。
多くの観葉植物が最低10℃あれば、日中しっかり光を与えておけば耐えてくれます。
観葉植物に適した湿度は?
観葉植物は一般的に湿度が高い環境を好みます。湿度が50~70%程度が理想的ですが、中々室内を年中その湿度に保つのも難しいでしょう。
乾燥しがちな冬場は加湿器を使ったり、葉に霧吹きをかけたりすることで湿度を保つってあげるだけ植物へのダメージはかなり減らせます。
アンスリウムやカラテアは特に湿度の高い環境を好むなど、これもまた植物によって適した湿度が変わります。
購入した植物の特徴を知り、適した環境を作ってあげるのも楽しみ方のひとつだと思いますのでぜひ挑戦してみてください。
風通しの良い場所に置く
観葉植物はそよそよとあたる風が好きです。
風通しが良い場所では土が乾きやすくなり、根腐れ防止になります。
また病害虫の発生を防いでくれたりもするので、できるだけ室内でもサーキュレーターや扇風機で風を動かしたり、人の出入りが多い場所などに置いておくと喜びますよ。
ただエアコンやファンの風が直接当たると急激に乾燥して調子を落としたりしますので、上記したような穏やかな空気の流れが感じられる場所が理想です。
これらの条件を考慮して、観葉植物に最適な場所を選ぶことで、植物が健康に成長し、室内環境を美しく保つことができますよ。