観葉植物をお店で購入する時、できるだけ健康な株を選びたいですよね。
特に大量に仕入れてさばいている園芸店やホームセンターでは、株によって調子の良いもの、ちょっとくたっとしているものがどうしてもあります。
また最近では100均や300均でもよく販売されていますが、専門店ではないので光量が弱く、株が軒並み弱っていたり、調子を崩してたりします。
できるだけ調子の良いものを買いたい、持って帰ってもすぐに枯れない株を選びたいなら、どこを見て購入すればいいのか?今回はまとめていきます。
実はフィーリングで選ぶのも結構おすすめ
人間って生き物が健康か弱っているかを感じ取る力が備わっていると、私は感じます。
弱っている猫、弱っている魚、弱っている鳥、見ただけでなんとなく「あれ…大丈夫かな…?」って違和感を感じることがありますよね。
生き物が本来持っているエネルギーの状態が見える部分にも現れてくるからだと思います。
例えば猫なら、体調が悪く体力もないときに毛が抜けてボサボサになっているとか、魚がふらふら泳ぐとか、状態が悪いと違和感が表に現れてきます。
植物も同じで「なんか美しくない」と感じる株って調子崩してたりします。
葉がぶりぶりに肉厚で屈強な茎をしている株を見ると、つい手にとって眺めたくなります。
「直感を信じる」というとギャンブルのように聞こえるかもしれませんが、以外とその直感が信じて良いものだったりしますので、ピンと来たものを選ぶのもありです。
ただそうは言っても、見極め方、目利きの方法も知っておきたいという方は下記のポイントを抑えておくとよいかと思います。
葉の色と状態
まずわかりやすいのが葉っぱの色です。
植物の本来の色にもよりますが、例えば緑の植物なら、葉っぱ緑色で鮮やかでツヤがある状態の植物は健康に育っています。
逆に葉が黄ばんでいたり、葉先が黒くなっていたり、赤い黒いシミがあったり、色あせている場合は、栄養不足や病気の可能性があります。
葉の縁や裏側も確認して、葉の縁が茶色くなっていたり、葉裏に白い粉や黒い点がある場合、病害虫の影響を受けている可能性がありますので、そういった株を見つけたら購入するのはやめておいた方が吉です。
茎や幹の状態
茎や幹がしっかりしているものは生育は良好な証拠です。
茎や幹がぐらついていたり柔らかい場合は、根腐れや過度な水やりが原因で弱っていることが考えられます。
葉っぱをみたら硬くてしっかりとした茎や幹に育っているか?もいっしょに見てあげましょう。
根の状態
根がしっかりと張っているか?を確認しましょう。
これはお店や鉢によっては、どうしても見えない部分なのでもし見れたらで大丈夫です。
穴が空いている鉢なら、鉢底から白い根がしっかりでていたら健康なことが多いです。
ただし、根が鉢の外に多くはみ出している場合は、根詰まりを起こしている可能性があるので注意が必要です。
根が黒っぽく変色していたり、腐っているような臭いがする場合は避けたほうが良いです。
根の状態は見える部分、つまり葉っぱや茎などに現れるので、全体的に植物の状態が良さそうなら根もしっかり育っていることが多いです。
土の状態
適度な湿り気があるか?を見ておくといいでしょう。店側がこまめに世話をしているかの指標にもなります。
土が過度に乾燥している場合、しばらく水やりをされていない可能性があります。
一方、過度に湿っている場合は、水の与え過ぎで根腐れのリスクがあるので注意が必要です。
カビや苔が土の表面に生えている場合、過湿や通気不良が原因で植物が弱っている可能性があります。
全体の姿勢と形
健康な植物は、バランスよく枝や葉が広がっています。
逆に偏って成長している場合、光不足や管理の問題が考えられます。
全体的にしおれた感じや、萎びている部分がないか確認しましょう。
元気な植物は、葉がピンとしていることが多いです。