肥料はなくなってしまった土中の栄養を補うものなので、絶え間なく与える方がいい気がします。
でも実際は年中与えると逆効果になってしまうことがあります。
植物には「休眠期」があるからですね。
休眠期とは日本では「冬」になります。
冬は寒くなり、植物の生育がほとんど進まなくなり、その分栄養をあまり必要としません。
この時期にがんがん肥料を与えてしまうと逆効果になってしまうこともありますので、いつが肥料を与える時期で、与えない時期なのかを把握しておきましょう。
また「暑すぎる季節」も植物の活動が鈍ります。
特に7月後半から9月前半は最近の猛暑で植物がバテますので、同じく肥料を与えないほうがいいでしょう。
肥料を与える時期
一般的に、植物の生長が活発な春から秋にかけて肥料を与えます。
この期間は、植物が新しい葉を出したり、花を咲かせたりするため、栄養を多く必要とします。
日本だと4月〜11月頃までは与えますが、真夏は与えないほうがいいでしょう。
休眠期に肥料を与えない理由
休眠期とは、植物が活動を休止し、生長がほとんど止まっている状態のことです。植物の種類によって休眠期の時期は異なりますが、多くの植物は冬に休眠します。
休眠期に肥料を与えると、植物は栄養を吸収しすぎてしまい、根を傷める可能性があります。
病気や害虫の発生: 栄養過多の状態は、植物を弱らせ、病気や害虫に感染しやすくなります。
ただ例外として室内で、かつ暖かい環境で育てている観葉植物は、冬でも生長を続ける場合があります。
品種にもよりますがだいたいの植物で最低室温が15℃いかにならなければ成長を続けます。
冬でも常に暖房をつけているなど、温かい環境に植物を置いている場合は、薄めた液体肥料を月に1回程度与えても全然問題ありません。
肥料を与える際の注意点
液体肥料、固形肥料など、様々な種類の肥料があります。
植物の種類や生育状況に合わせて、適切な肥料を選びましょう。
植物の様子をよく観察し、葉の色が薄くなったり、生育が遅くなったりした場合には、肥料不足の可能性があります。
肥料の与えすぎは、根を傷める原因になります。肥料の袋に記載されている使用方法を必ず守りましょう