観葉植物は現地で高温多湿な環境で育っているものが多く、霧吹きで葉水をしてあげると乾燥を防げたり、代謝がよくなり元気がでます。
葉水の頻度ややり方は、植物の種類や環境条件によって異なりますが、ポイントと具体的なやり方を説明します。
葉水はなぜやらないといけないのか?
日本で観葉植物を育てる場合、室内の湿度が低い傾向にあります。
年間の湿度は70~99%と非常に高いです。
日本も平均年間湿度は約70%と高めですが、基本は室内で育てることになるので、冷暖房を使う関係でもっと低くなりますし、冬は一気に乾燥します。
ということもあり、葉水を行うことで植物に必要な湿度を保つ必要がでてくるわけですね。
または水には「ホコリの除去」の役目もあります。
葉にたまったホコリや汚れを取り除き、光合成を助けます。
ハダニなどの害虫は乾燥した環境を好むため、葉水を定期的に行うことで予防効果も期待できますよ。
葉水の効果と頻度
葉水は「できれば毎日」してあげたいです。
ただ毎日結構たいへんですよね。
なので最低でも週に2〜3回は与えておきましょう。
週2〜3回でもやらないよりは、圧倒的に植物にとっての負担が違います。
与える時間帯はできれば午前中にやってしまいましょう。
特に冬場は寒いので必ず温かい時間帯に行いましょう。葉が薄い植物は夜中に葉についた水滴が冷えて、その部分だけ茶色く枯れ込むことがありますよ。
多肉植物やサボテン: 葉水の頻度は少なくて構いません。月に1〜2回程度でも良いです。
冬場の暖房が効いた部屋や、夏場のエアコンが効いた部屋では、湿度が低下するため、葉水の頻度を上げると良いです。
夏は朝と昼過ぎにできたら2回与えたいです。
葉水のやり方
霧吹きを準備して、常温の水を入れます。
霧吹きは細かいミスト状の水が出てくるものをおすすめします。
冷水は植物にストレスを与える可能性があるため避けてください。
水はできるだけカルキを抜いたものを使うと葉に白い跡が残りにくくなりますが、カルキは若干の殺菌効果があるので(植物に外がない程度のです)抜かなくても良いかなと個人的には思います。
葉の表面だけでなく、裏側にもまんべんなく水をかけます。
霧吹きを植物から20〜30cm離して葉の全体いきわたるようにかけていきます。
葉からぽたぽた水が垂れるくらいやっちゃってOKですよ。